へーびーろーてーしょん

とあるアミュオタの思うこと考えることをつらつらと。全てイチ個人の意見です。

ハンサム。~HFF2017に行って感じたこと~ ②

前回の続き。

今までのハンサムとは大きく変化したHFF2017だったわけですが賛否両論分かれたことは置いておくとして、この変化の裏側を想像していきたいと思います。

 
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今回のハンサムたちの挨拶や言葉でところどころ出てきた言葉。
「このメンバー本当に仲が良くて~」
「今回本当に楽しくて~」
 
ここに引っかかった人もいたはず。今回、メンバーや形式が今までとは大きく変わったけど、それによって裏側で大きく変化したんじゃないかなと思うこと。それは、”ハンサムへの取り組み方”だ。今までハンサムを中心となって創り上げそして引っ張ってきたメンバーたちが一気に卒業した。そして最年長が神木吉沢になった。舞台パートの神木部長の雰囲気を見た感じだと、みんなが自分たちに遠慮しないよう絶妙な塩梅で時に盛り上げ時にイジり・・・いい関係性、チームワークを築いたんだろうなと思う。流石すぎるぜコミュニケーションモンスター神木さん。2016で新人と呼ばれていた彼らが2017であそこまでのびのびと個性を発揮できたのは、おそらく神木くんの力量によるところが非常に大きいんじゃないかな。すごくすごく素敵だと思う。神木くん最高of最高かつ最強。きっと新人ハンサムたち(もう新人じゃないかもだけど便宜上新人と呼びます)本当にすごくすごく楽しかったんだと思う。気心知れた仲間たちと、新しいものを創り上げる。一流のクリエイターさんたちと一緒にお仕事できたり、同じ事務所の同世代と芝居できたり。刺激にもなったんだと思う。舞台パートはスタッフさんたちと一緒に創ったって話もあった、そういった面で達成感みたいなものも大きかったのだと思う。十分素敵なことだ。素晴らしいことだ。ただ。それは内輪で終わっていないか?新たなものを恵まれた環境で創り上げられた、という達成感・楽しさ、それだけで終わっていないか??別にね、それでいいんだよ。十分なんだ。それにもちろん、ファンに感謝を伝えようと多忙の中ものすごく頑張ってくれたんだろうな、って思う。でも、でもね正直私は、その熱量は先輩たちのものには及ばなかったような、そんな気がしてしまった。その密度が、その濃さが、違うと感じてしまった。私が求めすぎてるとは思う。けど、悲しくて。でもね、ほんとに、与えられた環境の中で最大限のことをしてくれたんだろうな、とは思ってるんです。これはもうどうしようもない。だって、先輩たちと今のメンバー(の大半)では、たぶん”ハンサム”というものに対する思い入れが絶対的に違う。………とは言っても、あくまで私の推測に基づいた話になってしまうんですけども。
 
きっと、ハンサム全盛期を支えてきた彼らにとって、ハンサムってただ単にファンへ感謝を伝える場、ってだけじゃない面があると思っている。たぶん、自分を”見つけてもらった場所”であり、”一緒に育ち大きくなってきたイベント”なのではないか。彼らはハンサムというイベントと共に成長してきたから。事実、ハンサムをきっかけに別の沼へ足を滑らしていくヲタクの多いこと!とかいう私もその一人です!!!ハンサム最高!いぇーーい!!!!!……………ハンサムたち、今でこそだいぶお仕事が安定してきた人多いけど、それは長年の積み重ねあってのことじゃないですか。だいたい2012くらいまでかなあ、自分を見つけてもらいたい!ってあがいていたであろう頃のハンサムたちって、年相応にギラギラしていて。(ちなみに年相応のギラギラ感といえば、2014~現在にかけての広大先生にも感じます)それがまた今とはひと味違っていいなあと思う。そうやって全力で感謝を届けるうちに自分を見つけてもらって、その分またさらに頑張って感謝を伝えて、また応援してくれる人が増えて。そうやって、彼ら自身もハンサムというイベントも、大きくなってきたんじゃないかなあ、と思うのです。だから、彼らにとって”ハンサム”ってそういう意味でも特別なんだと思う。ファンへの感謝、いろんな思いだけじゃなく、”ハンサム”というコンテンツそのものに対して感謝や思い入れがたっっっっくさんある。そんな歴史が、彼らの熱量を生み出してた部分もあるように思う。まあそりゃ会場や規模がどんどん大きくなっていくのをリアルに経験してきた人といきなり超大きな会場に投げ込まれた新人じゃ感覚はまるで違うよ。と思うので、どうしようもない、という結論に達してます。
 
まあそんな”ギャップ”を抱えたメンバーが一堂に会した2016。新人たちにとっては相当厳しくてきつかったんだろうな、と。決して不仲とかそういうわけではなく、それこそ部活のような。だってあれだけのクオリティにとんでもない熱意をもった先輩たちがいたら後輩誰だって大変だもん。3年メンバーは”ハンサム”の根底に流れるものについて、伝えられるだけすべて伝えようとしてくれてただろうし。そんな強豪部活のような2016を経た上での2017、前述のような環境だったら確かに「今年は楽しい!」ってなるわなー。ハンサムそのものに対する思い入れがどうしても違うから、ゆるくもなるわなー。悪いことではないと思う。むしろ、そのことで輝く別の何かもある。その世代に合ったハンサムを創っていけばいい。ただ、私は”ハンサムと一緒に育ってきた彼ら”が届けてくれるハンサムが好きだった。大好きだった。いや、今でも大好き。ずっとずっと、支えられてる。私の好きなハンサムは、(私にとっての)ハンサム全盛期・黄金時代は本当に終わってしまったんだなあ、と思わずにはいられないのです。
 
 
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とりあえず、HFF2017についての話はここまで。ほんとはフィルムの内容についてやら色々書いてもいいんだけど、悲しくなるのでやめます。こんなブログを書いておいてあれだけど、新人ハンサムたちのことも心から応援してます。してるからこそ余計な心配をしてしまう。お節介なのさ。ハンサムは最高のコンテンツだし、この素晴らしいイベントを創ってくださってるアミューズさんには頭が上がりません。が、2014が終わって区切りがついたはずのハンサム、復活してからアミューズさんの上の方が変わったかな、とこれまた心配。お節介なのさ。だって大好きだから。ハンサムについてはいくらでも語れるのさ。そういえば、新人たちがしきりに「来年も~」みたいなことを言ってたのも気になる。それは確定してるのか上へのアピールなのか?…何にせよ、ハンサムたちが、アミューズが、順調に発展していくことを願うアミュヲタなのでした。